突然ですが、みなさん、錯視という言葉を聞いたことがありますか?
目の前に図を掲げると、円盤がぐるぐる回転して見えたり、
平行の線が傾いて見えたり、いくつものリングが渦巻き状に見えたり。。。
こういった視覚に関する錯覚のことを錯視というのだそう。
これは絶対に渦を巻いている図だ、と思っていても実際はリングが並んでいるだけだったりと、
あれれ?と思うことが多々あります。
みなさん、ぜひともこちらを見てみてください。
どう見えましたか?
ぐるぐる回っていましたか?
渦巻きにみえました?
うーむ、これだけ自分にも錯視が起っているとなると、私たちが毎日これが本当の姿だと
思って見ているものは何なのだろう!って思えてきてしまいます。。
どうしてまた急に錯視について書いたかといいますと、
先日、能楽堂で行われたオカザえもん十番勝負!!第三弾「錯視アートの楽しみ方!」に
「錯視アート」の第一人者で錯視•錯覚の研究をされている北岡明佳教授(立命館大学文学部)
が来てくださいました。
*ちなみに先ほどお見せした図は、北岡教授が制作した作品です。
もっと見たい方はこちらをチェック!
オカザえもんのファンだという北岡教授に、オカザえもんは
「錯視アートとは何か?」
「これまで制作した錯視アートはどれくらいあるのか」
「先生にとって岡崎はどのような場所か」
といったことを筆談でどんどんと質問していきました。
質問をしているオカザえもん、いつになく真剣で、
しかも錯視について相当勉強をしてきた様子!!
後から後から出てきます。
そんなオカザえもんの質問攻撃に、北岡教授は一つ一つ丁寧に答えていきます。
教授は「錯視を起こす原因は分かっていないが、年齢との相関関係はある」や
「サルやハトも錯視を起こすことがわかっている。でもそれをおもしろがるのは人間だけ」
といったお話をしてくださいました。
そして会場には北岡教授と親交のある岡崎の基礎生物学研究所の渡辺英治先生と
生理学研究所の小松英彦先生も来てくださいました。
これは楽屋での裏話ですが、3人の先生方のお話を聞いていると、
先生方ご本人たちが本当にオカザえもんのファンなのだなぁ。ということが
伝わってきました。
だって、オカザえもんグッツについての話になればお互い自慢をしあい、
オカザえもんが岡崎にある研究所へ訪問したい、と言えば、京都で教鞭を取る北岡教授が
うらやましがったりする場面を目撃してしまったんですもの。
レクチャーをしてくださった時とはまた違った素敵な一面を見ることができました。
そんな一面を垣間見たい方はこちらをどうぞ。(2014年1月25日のもの)
北岡教授、とっても有意義な時間をありがとうございました!
* 次回のオカザえもん十番勝負は、2月1日(土)にアーティストの村田峰紀さんが
パフォーマンスを行います。
オカザえもんとのコラボレーションにもご期待ください!
(MK)